厚生労働省|障害者芸術文化活動普及支援事業

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厚生労働省障害者芸術文化活動普及支援事業

取組事例

企画・展示を通した人材育成

2019年度│熊本県

[実施] 障害者芸術文化活動支援センター@熊本 愛隣館

[芸術文化分野] 美術

[取組場所] 文化施設

取り組みのねらい

熊本県立美術館で開催した展覧会を、地域の障害福祉サービス事業所で「移動美術館」として開催しました。その際に各事業所のスタッフを人材育成の対象とし、今後各事業所で自分たちで展覧会の企画や展示が行えるように、設営から運営、撤収までを一緒に行うことで、ノウハウを共有し、県内の芸術活動支援者の質の向上をめざしました。移動美術館はもともと各地での作品観覧の機会創出のために始めたものですが、体験研修の機会にもなり、人材育成の手段としても有効だとわかりました。

実施内容

展示・設営を通して人材育成

展示・設営を通して人材育成

日程2019年10月8日 (火)~20日(日)、11月9日(土)~14日(木)、
12月4日(水)~9日(月)
会場熊本県立美術館本館、アトリエSUN(障がい者支援施設サニーサイド内)、ギャラリー小手毬(第二つつじヶ丘学園内)

作家と貸借契約を結んだ作品を展示会場まで運搬した後は、設営から運営、撤収までの過程を、各会場の所属スタッフと協働で行いました。設営時には作品の配置や展示方法、注意事項などを共有して展示を実践、会期中は来場者対応、撤収時には作品の梱包の方法を共有し実践。全体の業務を実践してもらいながら、知識や技術を身につけてもらうという方法で人材育成を図りました。

展覧会場で作家が創作

展覧会場で作家が創作

成果

担当者以外の所属スタッフも展覧会に自らかかわり、これまで「利用者の作品」として扱ってきた創作物を「作家の作品」として扱う意識が芽生えるなど、意識の向上が見られました。当センターにとってもこの経験は人材育成のノウハウの蓄積になりました。また、この取り組みをきっかけに、事業所内で活動を完結させるのではなく、社会的な発表や評価の機会につなぐ動きが始まりました。作家や家族にとっては、展覧会が外出の機会であり、来場者から直接感想や評価を聞く機会になり、「新たな創作意欲が湧くきっかけになった」といった感想もありました。国内外から来場者が訪れ、880件もの感想が寄せられました。展覧会場内での作家による創作を行ったところ、作家に出会えた感動や心が温かくなる展覧会といった感想や評価がありました。

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