【取組紹介03】北海道でのアール・ブリュットフォーラム

第3回の【取組紹介】は北海道のアール・ブリュットフォーラムについて紹介します!

さて今回は北海道の社会福祉法人ゆうゆうで取り組まれた北海道アール・ブリュット 2016 in 岩見沢について紹介します。 (「【1〜3】障害者芸術文化活動支援センター設立・運営マニュアル(2017年3月31日発行)」より引用)


【1】取組のねらい
2015年度に札幌で開催したフォーラムを、2016年度は岩見沢で開催しました。岩見沢市が「芸術文化を通してのまちづくり」に積極的で、道内で最大規模の芸術学部がある北海道教育大学があり、自治体や大学と連携し障がい者芸術の発信に熱心に取り組む事業所がある等、幾つかの地域特性や人的資源が重なる場所であったこと、また大都市ではなく地方での開催により、障がい者芸術を通じた地域の顔つくり、話題性、活性化への貢献などが目指せるのではないかと考えました。


【2】実施内容
開催へむけ、地元を主体とした実行委員会を立ち上げ、自治体職員、福祉事業所、大学、事務局がメンバーとなり企画準備を行いました。商工会議所や商店街にもご協力をいただき、街をあげての取組みを目指しました。地域の人々への理解や周知のため、中心地の空き店舗を借り、事務所を作って準備拠点とし、プレ展示や研修会を行い、フォーラムの開催をアピールしました。
約半年の準備期間を経て11/12・13の2日間、岩見沢市生涯学習センターいわなびを全館使用してフォーラムを開催。北海道作家の200点以上の作品と参加型展覧会の作品を一堂に展示し、実践研修会や権利擁護等の研修会とともに、シンポジウム、講演、各種ワークショップなど13のプログラムを同時に開催しました。岩見沢駅では「ハート&アート」展を、ギャラリー、銀行など街のあちこちでも展示をし、作品をご覧いただきました。


【3】成果
地元の実行委員会が中心となり、地域と一緒に取り組むことで、福祉関係者や障がい者芸術に関心がある人のみならず、広く学生や一般市民も楽しんで参加できるイベントとなり、入場者は2日間で1,006名と盛況となりました。実行委員長からは「岩見沢から障がい者アートを全道、全国、世界に発信できる希望を感じた」、自治体からは「経済界などこれまで福祉と関わりのなかった方とのネットワークができ、市民への理解も広がった」とコメントをいただきました。開催を通して大学、自治体、事業所、商店街、学生と世代や立場を超えた地域の横の繋がりが生まれ、交流の場を作ることができました。岩見沢市長も2020年のオリパラにむけて障がい者芸術の推進を通した地域つくりに意欲的で、市の中心市街地の施設を利用して障がい者芸術を恒常的に鑑賞できるギャラリーを設置する動きも生まれてきています。これらはフォーラムの開催を通じて地域に新たに生まれたネットワークの成果であり、今後も地元の主体性を大切にしながら、芸術活動を通じた地域作りを継続して推進するために、お手伝いができればと思っています。


2017年度以降も継続的に開催しています

2018年10月7日(日)には「北海道アール・ブリュット2018in岩見沢」が開催されました。
さらに2018年度は、11月25日(日)に北海道と北東北から集まったグループによる舞台イベント「アール・ブリュット ショウケース2018 in岩見沢『舞台に上がれ!』」も開催されています。詳しくは[ジェントリー]のウェブサイトでご確認ください。

「北海道アール・ブリュットフォーラム2018in岩見沢
アール・ブリュット-ショウケース2018in岩見沢を開催



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